72PM68|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線治療による有害事象で最も早期にみられるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
放射線治療有害事象の発症時期を、照射中〜直後の急性反応と数か月以降の晩期反応に分けます。
解説
唾液腺は照射開始後の比較的早い時期から分泌量が低下し、口腔乾燥を生じます。白内障、萎縮膜胱、肺線維症は数か月〜数年後に現れる晩期組織反応です。皮膚の色素沈着は照射開始後数週程度の急性皮膚反応ですが、唾液減少はより早く生じ得ます。
選択肢の確認
1
1.白内障
判定:正答ではない(記述は誤り)。 放射線白内障は水晶体の晩期反応で、通常は照射から数か月〜数年の潜伏期を経て発症します。
2
2.萎縮膀胱
判定:正答ではない(記述は誤り)。 萎縮膜胱は骨盤照射後の線維化・血管障害などによる晩期有害事象です。
3
3.口内乾燥
判定:正答(記述は正しい)。 唾液腺は治療開始の早期から機能低下し、唾液量減少による口腔乾燥が現れます。
4
4.肺線維症
判定:正答ではない(記述は誤り)。 肺線維症は急性放射線肺炎の後、数か月以降に完成する晩期変化です。
5
5.皮膚の色素沈着
判定:正答ではない(記述は誤り)。 色素沈着は放射線皮膚炎の一部として照射中にみられますが、本問の中では口腔乾燥がより早期です。
覚えるポイント
- 早期=唾液減少・粘膜炎・皮膚炎、晩期=白内障・線維症・萎縮です。
- 唾液腺障害では口腔乾燥に加え、齲歯・口腔感染・嚥下障害に注意します。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。