72PM67|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線被ばく1 Gy当たりの発がん過剰相対リスクが、被ばく時年齢0〜9歳と40歳以上とで差が最も大きいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
放射線誘発発がんリスクの被ばく時年齢依存性は臓器で異なり、甲状腺癌で若年被ばくの影響が特に大きくなります。
解説
年齢0〜9歳で放射線被ばくした場合、甲状腺の成長と細胞増殖が活発で、一定線量当たりの甲状腺癌過剰相対リスクは成人被ばくより著明に高くなります。被ばく時年齢が上がるほどリスク係数は急激に低下し、40歳以上では小さくなるため、年齢群間の差が最大です。
選択肢の確認
1
1.胃がん
判定:正答ではない(記述は誤り)。 胃癌にも放射線関連リスクはありますが、小児と40歳以上との1 Gy当たり過剰相対リスク差は甲状腺癌ほど大きくありません。
2
2.肺がん
判定:正答ではない(記述は誤り)。 肺癌リスクは喫煙などの影響も大きく、被ばく時年齢による差は甲状腺癌の急峻な低下より小さいと評価されます。
3
3.咽頭がん
判定:正答ではない(記述は誤り)。 咽頭癌は小児期被ばくで過剰相対リスクが最も著明に増す代表臓器ではありません。
4
4.結腸がん
判定:正答ではない(記述は誤り)。 結腸癌にも線量反応がみられますが、年齢0〜9歳と40歳以上との差は甲状腺癌より小さいものです。
5
5.甲状腺がん
判定:正答(記述は正しい)。 甲状腺癌は小児期被ばくで高い線量当たり過剰相対リスクを示し、成人被ばくで急に低下します。
覚えるポイント
- 小児の甲状腺は放射線誘発癌に高感受性です。
- 甲状腺癌の線量当たり過剰相対リスクは被ばく時年齢とともに大きく低下します。
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