72AM74|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
1MHz の超音波を入射したとき、超音波の減衰が最も大きいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肺では空気と組織の音響インピーダンス差が大きく、多数の界面で反射・散乱します。
解説
含気肺は肺胞ごとに空気‐組織界面を無数に持ち、音響インピーダンスの大きな不連続によって超音波の大部分が反射・散乱します。そのため1 MHzでも実質内へ伝わるエネルギーが急速に失われ、本選択肢中で見かけの減衰が最大です。均質な軟部組織ではこれより小さく、一般に血液は特に減衰が小さい媒質です。
選択肢の確認
1
1.肺
判定:正答(記述は正しい)。 含気肺胞で強い反射と散乱が繰り返され、深部へ透過する超音波が最も少なくなります。
2
2.肝 臓
判定:正答ではない(記述は誤り)。 均質な実質臓器で減衰はありますが、空気‐組織界面が密集する肺ほど大きくありません。
3
3.筋 肉
判定:正答ではない(記述は誤り)。 筋線維による吸収・散乱は比較的大きいものの、含気肺の界面損失には及びません。
4
4.血 液
判定:正答ではない(記述は誤り)。 液体成分が主体で比較的均質なため、軟部組織中では減衰係数が小さい側です。
5
5.脂 肪
判定:正答ではない(記述は誤り)。 肝や筋と異なる減衰特性を持ちますが、多数の空気界面を持つ肺より小さい値です。
覚えるポイント
- 空気と骨は超音波を通しにくく、その深部には音響陰影が生じます。
- 肺・消化管観察で超音波が制限される主因は含気です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。