72AM22|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
深さによる超音波の減衰を補正する目的で使用する調整項目として正しいのはど れか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
深部ほど往復時間が長く信号が弱くなるため、受信時間に応じて増幅率を変える機能を選びます。
解説
深い反射体からのエコーは伝搬距離が長く減衰が大きいので、受信時刻すなわち深さに応じてゲインを増す必要があります。STCはTGC〈time gain compensation〉とも呼ばれ、深さごとのスライダで増幅を補正し、均一組織を同程度の明るさに表示します。
選択肢の確認
1
1.受信ゲイン
判定:正答ではない(記述は誤り)。 受信ゲインは画面全体のエコーを一様に増減するため、浅部と深部の差だけを補正できません。
2
2.コントラスト
判定:正答ではない(記述は誤り)。 コントラスト調整は表示階調やダイナミックレンジを変えるもので、伝搬深度ごとの減衰補償ではありません。
3
3.ブライトネス
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ブライトネスはモニタ表示の明るさを変え、深度依存の受信信号差を補正しません。
4
4.フレームレート
判定:正答ではない(記述は誤り)。 フレームレートは単位時間の画像枚数で、走査線数や深度などに関係しますがゲイン補償ではありません。
5
5.STC〈sensitivity time control〉
判定:正答(記述は正しい)。 エコー到達時間を深さへ対応させ、遅く到達する深部信号ほど強く増幅する調整です。
覚えるポイント
- STC/TGC=時間(深さ)ごとの受信ゲイン補正です。
- 全体ゲインを先に合わせ、STCで深さ方向のむらを整えます。
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