72AM21|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
超音波画像診断装置で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
超音波の周波数、伝播速度、減衰、ドプラ効果、音響インピーダンスの関係式を使います。
解説
波長は λ=c/f なので、周波数が高いほど波長が短くなり空間分解能は向上します。一方、生体組織での減衰係数は概ね周波数に比例して増えるため深達度は低下します。伝播速度は媒質に依存し、音響インピーダンスは密度ρと音速cの積 Z=ρc です。
選択肢の確認
1
1.超音波周波数が高いほど空間分解能は低い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 高周波では波長とパルス長を短くできるため、軸方向を中心に空間分解能は高くなります。
2
2.体内において超音波の伝播速度は一定である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 装置は軟部組織を約1,540 m/sと仮定しますが、脂肪・筋・骨など媒質ごとに実際の音速は異なります。
3
3.超音波周波数が高いほど超音波の減衰は大きい。
判定:正答(記述は正しい)。 吸収・散乱による減衰は高周波ほど大きくなり、深部観察には低い周波数を選びます。
4
4.血流速度を測定するには Snell〈スネル〉の法則が利用される。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 血流速度はドプラ偏移を利用して測り、Snellの法則は境界面での屈折を表します。
5
5.音響インピーダンスは媒質の密度と伝播速度の和で表される。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 音響インピーダンスは和ではなく Z=密度×伝播速度で定義されます。
覚えるポイント
- 高周波=高分解能・大減衰・浅部向き、低周波=深達度大です。
- Z=ρc、反射の強さは境界を挟むZの差に依存します。
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