73AM67|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線被ばくによる急性死で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
急性放射線症候群の線量域、潜伏期間、死因を骨髄・腸管・中枢神経型で比較します。
解説
数Gyの全身被ばくでは骨髄の造血幹細胞が障害され、潜伏期の後に好中球減少による感染と血小板減少による出血が起こります。これが骨髄死の主病態です。より高線量で腸管死、さらに極端な高線量で神経血管型が生じます。
選択肢の確認
1
1.骨髄死は被ばく後1〜2日で起きる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 骨髄型は造血細胞の減少が進む数週間の経過をとり、1〜2日で死亡する型ではありません。
2
2.腸管死は骨髄死より少ない線量で起きる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 腸管型は骨髄型より高い、概ね10 Gy以上の線量域で生じます。
3
3.中枢神経死は 10 Gy の全身被ばくで起きる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 10 Gy前後は主に腸管型の線量域で、中枢神経・神経血管型には数十〜100 Gy級の極高線量が必要です。
4
4.骨髄死は白血球や血小板の減少による感染症や出血による。
判定:正答(記述は正しい)。 骨髄死は白血球減少による感染と血小板減少による出血を主因とします。
5
5.中枢神経死をもたらす病態の回復には造血幹細胞移植が有効である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 造血幹細胞移植は造血系の回復を目的とする処置で、不可逆な神経血管障害が主の中枢神経型を回復させません。
覚えるポイント
- 骨髄型=数Gy・数週間・感染/出血です。
- 腸管型、神経血管型の順に必要線量が高く、発症・死亡までが短くなります。
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