73AM66|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
LQ モデルを用いた分割照射の評価で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
LQモデルでの分割線量依存性と、治療期間中の腫瘍再増殖補正を整理します。
解説
LQモデルで生物学的効果線量はBED=nd[1+d/(α/β)]と表します。ただし、総治療期間が異なるレジメンを比較するときは、特に増殖の速い腫瘍で加速再増殖による効果低下を時間補正する必要があります。α/βが小さい組織ほど1回線量dの影響が大きくなります。
選択肢の確認
1
1.1回線量1Gy 以下で有効である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 LQモデルは通常の1〜数Gy/回の範囲で利用され、「1 Gy以下で有効」と限定する記述は不適切です。
2
2.照射間隔は 24 時間で一定とする。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 亜致死損傷の修復に配慮して1日複数回照射の間隔は通常6時間程度を確保し、24時間に固定しません。
3
3.比較する時には総治療期間の差を補正する。
判定:正答(記述は正しい)。 同じBED式でも総治療期間が延びると腫瘍再増殖が進むため、期間差を補正して比較します。
4
4.α/β が小さいほど1回線量の影響が小さい。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 α/βが小さいほどd/(α/β)が大きくなり、1回線量の影響は小さくはなく大きくなります。
5
5.α/β が大きいほど線量分割による影響が大きい。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 α/βが大きい早期反応組織は、線量分割による1回線量変化の影響が相対的に小さいです。
覚えるポイント
- BED=nd[1+d/(α/β)]です。
- 低α/β組織ほど分割線量に敏感で、治療期間差は再増殖で補正します。
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