72PM89|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
患者の被ばく線量の低減に直接寄与するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
付加フィルタは画像形成に寄与しにくい低エネルギーX線を患者到達前に除き、皮膚線量を直接減らします。
解説
X線管出口にAlやCuの付加フィルタを置くと、患者の浅部で吸収される低エネルギー光子を選択的に減弱し、線質を硬くします。必要な受像器線量と画質を確保しながら入射表面線量を低減する、照射時の物理的線量低減手段です。DRLは最適化の比較指標であり、それ自体がビームを減らす装置ではありません。
選択肢の確認
1
1.DRL
判定:正答ではない(記述は誤り)。 DRLは施設の代表線量を比較して撮影条件の見直しを促す指標で、患者線量を物理的に直接減らす機器ではありません。
2
2.焦点サイズ
判定:正答ではない(記述は誤り)。 焦点サイズは幾何学的ぼけと管容量に関係しますが、同じ撮影条件で患者入射線量を直接減らすものではありません。
3
3.仮想グリッド
判定:正答ではない(記述は誤り)。 仮想グリッドは取得済み画像の散乱線成分を模擬的に補正する処理で、照射そのものを直接減らしません。
4
4.ノイズ除去処理
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ノイズ除去処理は低線量撮影の画質を支え得ますが、撮影条件を変えなければ照射済み線量を直接減らすことはできません。
5
5.X 線付加フィルタ
判定:正答(記述は正しい)。 付加フィルタは低エネルギーX線を患者の前で吸収し、不要な皮膚被ばくを直接低減します。
覚えるポイント
- 付加フィルタ=低エネルギー光子を除去し、入射表面線量を下げます。
- DRLは最適化の指標、フィルタは実際のビームを変える手段です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。