74AM83|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
乳房 X 線撮影において被ばくの低減につながるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
乳房撮影で画質を保ちながら被ばくを下げる操作と、露出を増やす操作を区別します。
解説
ロジウムフィルタはモリブデンよりK吸収端が高く、透過性の高い硬めのスペクトルを作ります。厚い・高濃度乳房などでMoからRhへ変更すると、乳房内で吸収される低エネルギー光子を減らし、必要mAsと平均乳腺線量を低減できます。一方、管電圧低下、mAs増加、高格子比グリッド、トモシンセシス追加は通常、同一条件なら線量を増やす方向です。
選択肢の確認
1
1.管電圧を下げる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 管電圧を下げると透過率が低下し、受像器線量を保つためAECがmAsを増やして被ばくが増えやすくなります。
2
2.mAs 値を上げる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 mAs値を上げればX線光子数がほぼ比例して増え、乳房線量も増加します。
3
3.グリッドの格子比を高くする。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 高格子比グリッドは散乱除去能を高めますが一次線も多く吸収し、露出倍数が上がります。
4
4.乳房トモシンセシスを併用する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 トモシンセシスを通常撮影へ追加すれば投影回数分の線量が加わり、単純な低減策にはなりません。
5
5.フィルタをモリブデンからロジウムに変更する。
判定:正答(記述は正しい)。 MoからRhへ変えると高エネルギー側の有効光子が増え、適切な乳房では必要mAsと平均乳腺線量を下げられます。
覚えるポイント
- 厚い・高濃度乳房ではRh系の硬い線質が線量低減に有利です。
- mAs増加・高格子比・追加撮影は原則として線量増加方向です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。