72AM92|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
乳房 X 線撮影で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
マンモグラフィの圧迫力、グリッド、ターゲット材料、生検座標決定、MLOの描出範囲を整理します。
解説
MLO撮影は大胸筋に沿って乳房を斜めに挟み、乳腺後隙、腹穩尾部、乳房下縁を広く含められるため、CC撮影よりブラインドエリアが少ない方向です。適切な圧迫は組織厚を均一にし、運動ぼけ、散乱線、線量を低減します。
選択肢の確認
1
1.標準的な圧迫圧は 250 N 程度である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 圧迫力は通常およそ100〜150 N程度の範囲で患者状態に合わせ、250 Nは標準値として過大です。
2
2.大きな乳房では、より高格子比のグリッドを用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 大きい乳房では適切な圧迫と撮影条件で対応し、格子比だけを高くすると一次線も減り線量が増えます。
3
3.X 線管のターゲットとしてタングステンは使用されない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 デジタルマンモグラフィではタングステンターゲットとRh、Agなどのフィルタの組合せが使用されます。
4
4.マンモトームの病変の座標設定にトモシンセシスが必要である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ステレオガイド下生検は角度の異なる2投影で座標決定でき、トモシンセシスは有用でも必須条件ではありません。
5
5.MLO 方向撮影は CC 方向撮影に比べブラインドエリアが少ない。
判定:正答(記述は正しい)。 MLOはCCで入りにくい腑窞尾部や乳腺後方、乳房下縁を広く描出できるため、死角が比較的少ない撮影です。
覚えるポイント
- MLOでは大胸筋、乳腺後隙、腹窞尾部、乳房下角を確認します。
- 圧迫は厚さと散乱線を減らし、画質向上と線量低減を同時に得ます。
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