74AM93|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
血管造影検査で焦点寸法が 0.3 mm の X 線管を用いて焦点受像器間距離を 100 cm として X 線撮影を行った。 造影目的の血管が受像器から 20 cm 焦点側にあるとき、この血管の幾何学的不 鋭(半影)の大きさ[μm]に最も近いのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
焦点による幾何学的不鋭を、焦点寸法×物体受像器間距離/焦点物体間距離で計算します。
解説
焦点受像器間距離SIDは100 cm、血管は受像器から焦点側へ20 cmなので、物体受像器間距離OID=20 cm、焦点物体間距離SOD=100−20=80 cmです。幾何学的不鋭Uₑ=f×OID/SOD=0.3 mm×20/80=0.075 mm=75 μmとなります。拡大率M=SID/SOD=1.25を使えばUₑ=f(M−1)でも同じです。
選択肢の確認
1
1.15
判定:正答ではない(記述は誤り)。 15 μmは焦点寸法や距離比を過小にした値で、0.3×20/80 mmにはなりません。
2
2.25
判定:正答ではない(記述は誤り)。 25 μmはOID/SID=0.2をさらに小さく扱った値で、SODを分母にする式と異なります。
3
3.35
判定:正答ではない(記述は誤り)。 35 μmはOID 20 cm、SOD 80 cmから得られる距離比0.25を反映していません。
4
4.50
判定:正答ではない(記述は誤り)。 50 μmは分母を100 cmとしても0.3×20/100=0.06 mmで一致せず、正しい幾何式の結果ではありません。
5
5.75
判定:正答(記述は正しい)。 0.3 mm×(20/80)=0.075 mmをμmへ直すと75 μmです。
覚えるポイント
- 幾何学的不鋭Uₑ=f×OID/SOD=f(M−1)です。
- 不鋭を減らすには小焦点、短OID、長SODを選びます。
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