74AM82|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
標準計測法12の空洞電離箱の温度気圧補正係数の式で正しいのはどれか。 ただし、測定時の温度を T[℃]、気圧を P[kPa]とする。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
空洞気体の質量が絶対温度に反比例・圧力に比例することから、基準状態への補正係数を選びます。
解説
一定体積の空洞内の気体密度は理想気体則からP/(273.2+T)に比例します。標準計測法12の基準状態22.0 ℃、101.33 kPaへ指示値を補正する係数は kₜₚ={(273.2+T)/(273.2+22.0)}×(101.33/P)です。温度上昇または気圧低下で空洞内気体質量が減ると指示値が小さくなるため、係数は1より大きくなる向きです。
選択肢の確認
1
1.{(273.2 + T)/(273.2 + 22.0)} × (101.33/P)
判定:正答(記述は正しい)。 公式選択肢1は{(273.2+T)/(273.2+22.0)}×(101.33/P)で、基準温度22 ℃・基準気圧101.33 kPaへの補正を正しく表します。
2
2.{(273.2 + 22.0)/(273.2 + T)} × (1013.3/P)
判定:正答ではない(記述は誤り)。 公式選択肢2は温度比が逆で、基準気圧も1013.3 kPaと一桁大きくなっています。
3
3.{(273.2 + T)/(273.2 + 22.0)} × (P/1013.3)
判定:正答ではない(記述は誤り)。 公式選択肢3は気圧比がP/1013.3で逆向きかつ基準気圧が誤っており、低気圧時に係数が小さくなります。
4
4.{(273.2 + 20.0)/(273.2 + T)} × (P/101.33)
判定:正答ではない(記述は誤り)。 公式選択肢4は温度比・気圧比がともに逆向きで、さらに基準温度を20 ℃としています。
5
5.{(273.2 + T)/(273.2 + 20.0)} × (1013.3/P)
判定:正答ではない(記述は誤り)。 公式選択肢5は温度・圧力の向きは同じでも、基準温度20 ℃と基準気圧1013.3 kPaが標準計測法12の条件と異なります。
覚えるポイント
- 標準計測法12では kₜₚ=(273.2+T)/(273.2+22.0)×101.33/P です。
- 高温・低気圧ほど気体密度が下がるため、補正係数は大きくなると方向を確認します。
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