74AM81|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
物理量と放射線の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解: 1・2
正答
1・2
この問題のポイント
放射線量を、非荷電粒子・荷電粒子・光子のどれに定義できるかで分類します。
解説
カーマは光子や中性子など非荷電粒子が物質中で生じさせた荷電粒子へ移した初期運動エネルギーの質量当たりの量です。吸収線量は放射線の種類を問わず物質へ付与された平均エネルギー/質量で、陽子線にも定義できます。質量減弱係数は光子、照射線量はX線・γ線が空気中で作る電荷、阻止能は荷電粒子のエネルギー損失に用います。
選択肢の確認
1
1.カーマ 中性子線
判定:正答(記述は正しい)。 中性子は非荷電粒子なので、二次荷電粒子へ移したエネルギーを中性子カーマとして表せます。
2
2.吸収線量 陽子線
判定:正答(記述は正しい)。 陽子線が物質へ付与したエネルギーを質量で割り、吸収線量Gyとして評価できます。
3
3.質量減弱係数 電子線
判定:正答ではない(記述は誤り)。 質量減弱係数は光子ビームの減弱に用い、連続的にエネルギーを失う電子線には阻止能・飛程を用います。
4
4.照射線量 電子線
判定:正答ではない(記述は誤り)。 照射線量はX線・γ線が空気中で生じた同符号イオンの電荷に基づく量で、電子線には定義しません。
5
5.阻止能 光子線
判定:正答ではない(記述は誤り)。 阻止能は電子・陽子・α粒子など荷電粒子の単位長さ当たりエネルギー損失で、光子線の減弱量ではありません。
覚えるポイント
- カーマ=非荷電粒子から二次荷電粒子へのエネルギー移行、吸収線量=物質への最終的なエネルギー付与です。
- 光子は減弱係数、荷電粒子は阻止能で扱います。
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