74AM65|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線による DNA 損傷で細胞の致死作用が最も高いのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
DNA損傷の種類ごとに修復の難しさと細胞致死性を比較します。
解説
DNA二本鎖切断では相補鎖を含む両方の鎖が近接して切れ、正確な修復の鋳型や連続性が失われます。未修復・誤修復により染色体異常、分裂死、アポトーシスへつながりやすく、放射線による致死的損傷として特に重要です。一本鎖切断や多くの塩基損傷は、反対側の鎖を鋳型として比較的修復されやすい損傷です。
選択肢の確認
1
1.架 橋
判定:正答ではない(記述は誤り)。 DNA−DNAまたはDNA−タンパク架橋も重要ですが、一般に細胞致死との結び付きは二本鎖切断が最も強いとされます。
2
2.塩基損傷
判定:正答ではない(記述は誤り)。 塩基損傷の多くは塩基除去修復などで処理でき、単独損傷の致死性は比較的低いものです。
3
3.塩基の遊離
判定:正答ではない(記述は誤り)。 塩基の遊離で生じるAP部位は修復経路を持ち、直ちに致死的となるとは限りません。
4
4.一本鎖切断
判定:正答ではない(記述は誤り)。 一本鎖切断は相補鎖を情報として再結合しやすく、孤立した損傷なら修復可能性が高いものです。
5
5.二本鎖切断
判定:正答(記述は正しい)。 近接した二本鎖切断は染色体断裂・再配列を起こしやすく、最も強い細胞致死作用を示します。
覚えるポイント
- 放射線の主要な致死的標的はDNA二本鎖切断です。
- 損傷が空間的に密集するほど修復が難しく、高LET放射線で複雑損傷が増えます。
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