75PM69|第75回 診療放射線技師国家試験 過去問
生体内において主に直接作用によって DNA を損傷させる放射線はどれか。 2 つ 選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・5
正答
1・5
この問題のポイント
この設問では、次の知識を判断の軸にします:高LET放射線は直接作用が主です。
解説
生体内では、高LETのα線と、主に反跳陽子等の高LET二次荷電粒子を生じる中性子線は、DNAに高密度の電離を与える直接作用が主となります。低LETのβ線、γ線、X線では水の放射線分解で生じるラジカルを介する間接作用が優位です。
選択肢の確認
1
1.α 線
判定:正答(記述は正しい)。 α線は高LET荷電粒子で、DNAに高密度の電離と複雑損傷を与える直接作用が主です。
2
2.β 線
判定:正答ではない(記述は誤り)。 β線は荷電粒子ですが低LETで、生体内では水ラジカルを介する間接作用が主です。
3
3.γ 線
判定:正答ではない(記述は誤り)。 γ線は低LET光子線で、二次電子と水の放射線分解を通じた間接作用が主です。
4
4.X 線
判定:正答ではない(記述は誤り)。 X線も低LET光子線で、生体影響は主に間接作用で生じます。
5
5.中性子線
判定:正答(記述は正しい)。 中性子は電気的に中性ですが、生体内で反跳陽子等を生じ、高LET粒子による直接的DNA損傷を主とします。
覚えるポイント
- 高LET放射線は直接作用が主です。
- 中性子線は二次荷電粒子を介して高密度電離を作ります。
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