75PM70|第75回 診療放射線技師国家試験 過去問
原子核の内部転換で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この設問では、次の知識を判断の軸にします:内部転換電子は離散エネルギーの線スペクトルです。
解説
内部転換は、励起原子核のエネルギーを軌道電子へ直接与えて放出する過程です。電子の運動エネルギーは核転移エネルギーから殻結合エネルギーを引いた離散値となるため、内部転換電子は線スペクトルを示します。
選択肢の確認
1
1.原子番号が変化する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 内部転換は核内の陽子数を変えない脱励起で、原子番号は変わりません。
2
2.最外殻の軌道電子が放出されやすい。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 核との重なりが大きいK殻等の内殻電子ほど内部転換を受けやすく、最外殻が最も放出されやすいわけではありません。
3
3.内部転換電子は線スペクトルである。
判定:正答(記述は正しい)。 転移エネルギーと電子殻ごとの結合エネルギーで運動エネルギーが決まるため、線スペクトルです。
4
4.内部転換係数は核種に依存しない値である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 内部転換係数は原子番号、転移エネルギー、多重度等に依存し、核種・転移ごとに異なります。
5
5.内部転換電子の放出に続いてニュートリノが放出される。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 内部転換は電磁相互作用による脱励起であり、ニュートリノを放出しません。
覚えるポイント
- 内部転換電子は離散エネルギーの線スペクトルです。
- 内部転換では原子番号は変わらず、内殻空孔に続いて特性X線やAuger電子が生じます。
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