72PM97|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
実効線量の算出に直接用いるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
実効線量Eは各組織の等価線量HTに組織加重係数wTを掛け、全組織で合計して求めます。
解説
実効線量はE=ΣT wT HTで定義されます。HTは組織Tの吸収線量を放射線加重係数wRで加重した等価線量、wTは確率的影響全体に対するその組織の相対的寄与です。したがって算出に直接用いるのは組織加重係数です。OERやRBEは放射線生物学の効果比、名目リスク係数は実効線量から集団リスクを概算する際の係数で、Eの定義式には入りません。
選択肢の確認
1
1.酸素増感比
判定:正答ではない(記述は誤り)。 酸素増感比OERは同じ効果に必要な低酸素下と酸素存在下の線量比で、実効線量式には入りません。
2
2.組織加重係数
判定:正答(記述は正しい)。 組織加重係数wTを各組織等価線量HTに掛けて合計することが実効線量の定義です。
3
3.生物学的効果比
判定:正答ではない(記述は誤り)。 生物学的効果比RBEは基準放射線と試験放射線の効果を比較する線量比で、実効線量の直接計算には用いません。
4
4.線量率効果係数
判定:正答ではない(記述は誤り)。 線量率効果係数は線量率による生物効果の変化を扱う概念で、E=ΣwTHTの要素ではありません。
5
5.名目リスク係数
判定:正答ではない(記述は誤り)。 名目リスク係数は実効線量から確率的健康影響を概算する際に用い、実効線量自体の算出要素ではありません。
覚えるポイント
- HT=ΣR wR DT,R、E=ΣT wT HTです。
- 放射線の種類はwR、組織の相対リスクはwTで加重します。
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