72PM98|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
個人被ばく線量の測定に用いる蛍光ガラス線量計の特性で正しいのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 2・4
正答
2・4
この問題のポイント
蛍光ガラス線量計はAg活性リン酸塩ガラスの放射線誘発蛍光を紫外線で読み、非破壊読取りと長期積算ができます。
解説
蛍光ガラス線量計は銀イオンAg+を活性中心とするリン酸塩ガラスを用います。照射で安定な蛍光中心が生じ、紫外レーザーで刺激するとラジオフォトルミネセンスを発します。読取りで蛍光中心が消えないため繰り返し測定でき、フェーディングが小さく長期間の積算線量測定に適します。検出下限は1 mSvより十分低い範囲です。
選択肢の確認
1
1.Ga イオンを含有する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 活性イオンはGaではなくAgで、放射線誘発蛍光中心の形成に関与します。
2
2.繰り返し測定が可能である。
判定:正答(記述は正しい)。 紫外線による読取りは蛍光中心を破壊しないため、同じ素子を繰り返し測定できます。
3
3.検出下限値は1mSv 程度である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 個人モニタ用蛍光ガラス線量計の検出下限は1 mSvより低く、1 mSv程度に限られません。
4
4.長期間の積算線量が測定できる。
判定:正答(記述は正しい)。 蛍光中心が安定でフェーディングが小さいため、長期間の積算線量を保持して測定できます。
5
5.赤外線で刺激することによって蛍光を発する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 刺激光は赤外線ではなく紫外線です。赤外光刺激と混同しないようにします。
覚えるポイント
- 蛍光ガラス=Ag活性、紫外刺激、繰返し読取り可能です。
- フェーディングが小さく、長期積算線量の個人モニタに適します。
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