74AM28|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
診断標的部位への集積に主に受容体との結合が関与しているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
放射性医薬品の集積機序を、機械的塞栓・膜電位・骨吸着・受容体結合・イオン輸送で分類します。
解説
123I-イオマゼニルは中枢性ベンゾジアゼピン受容体へ結合し、脳の受容体分布をSPECTで評価します。他の薬剤は、99mTc-MAAが肺毛細血管への一過性微小塞栓、99mTc-MIBIが脂溶性陽イオンとして膜電位に依存した細胞・ミトコンドリア集積、99mTc-HMDPが骨無機質への化学吸着、201Tlがカリウム類似体として能動輸送される機序です。
選択肢の確認
1
1.⁹⁹ᵐTc−MAA
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MAA粒子は肺毛細血管・細動脈に物理的に捕捉されます。特定受容体との分子結合で集積する薬剤ではありません。
2
2.⁹⁹ᵐTc−MIBI
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MIBIは脂溶性陽イオンで、血流と細胞・ミトコンドリア膜電位に依存して集積します。受容体標的薬ではありません。
3
3.⁹⁹ᵐTc−HMDP
判定:正答ではない(記述は誤り)。 HMDPなどのリン酸化合物は骨のハイドロキシアパタイト表面へ化学吸着し、骨形成部位へ集積します。
4
4.¹²³I−イオマゼニル
判定:正答(記述は正しい)。 イオマゼニルはGABAA受容体複合体の中枢性ベンゾジアゼピン受容体へ特異的に結合します。
5
5.²⁰¹TlCl
判定:正答ではない(記述は誤り)。 201TlはK+類似体としてNa+/K+-ATPaseなどを介して生細胞へ取り込まれ、受容体結合が主機序ではありません。
覚えるポイント
- イオマゼニル=中枢性ベンゾジアゼピン受容体です。
- MAA=微小塞栓、MIBI=膜電位、HMDP=骨吸着、201Tl=K類似体と整理します。
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