74AM29|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射性医薬品投与3時間後のシンチグラムを別に示す。 投与部位はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
脳・脊髄のくも膜下腔が連続して描出される分布から、髄腔内投与を判断します。
解説
提示された前後像では、頭蓋内の脳槽から脊柱管に沿う細長い集積が連続して見えます。これは111In-DTPAなどを腰椎穿刺でくも膜下腔へ投与する脳槽シンチグラフィの分布です。時間とともに髄液腔を上行し、髄液循環・漏出・交通性水頭症などを評価します。下方に膀胱集積がみられても、一部の血中移行と腎排泄によるもので、投与部位が膀胱という意味ではありません。
選択肢の確認
1
1.経 口
判定:正答ではない(記述は誤り)。 経口投与なら消化管に沿う集積が主体となり、頭蓋内から脊柱管へ連続する髄液腔像にはなりません。
2
2.静脈内
判定:正答ではない(記述は誤り)。 静脈内投与では初期に血液プールや使用薬剤の標的臓器が描出され、髄液腔全体がこの形で直接描出されません。
3
3.動脈内
判定:正答ではない(記述は誤り)。 動脈内投与は特定動脈支配領域へ高濃度に分布しますが、脳槽と脊髄腔を連続して描出する投与法ではありません。
4
4.膀胱内
判定:正答ではない(記述は誤り)。 膀胱内投与なら膀胱を起点とする尿路評価となります。画像の主体は頭蓋内・脊髄の髄液腔です。
5
5.脳脊髄腔内
判定:正答(記述は正しい)。 脊柱管から脳槽へ連続する集積は、腰椎穿刺による脳脊髄腔内投与後の典型的な分布です。
覚えるポイント
- 脳槽シンチは髄腔内投与し、脊髄くも膜下腔から脳槽への上行を追います。
- 膀胱が写っても投与部位とは限らず、画像全体の連続した分布で判断します。
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