74AM30|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
肺血流シンチの薬剤、撮像方向、適応、前処置と、右左シャント評価法を確認します。
解説
肺血流シンチグラフィでは99mTc-MAAを静注し、粒子が肺毛細血管へ一過性に捕捉される分布を多方向像またはSPECTで評価します。主な目的は肺血流欠損、肺血栓塞栓症、左右肺機能などの評価です。右左シャントがあるとMAAが肺毛細血管を通らず体循環へ入り、脳・腎などへ集積するため、全身像から肺外計数を測ってシャント率を評価します。通常、絶食は不要です。
選択肢の確認
1
1.⁹⁹ᵐTc−ECDを用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 99mTc-ECDは脳血流SPECT用薬剤です。肺血流には99mTc-MAAを用います。
2
2.前面像のみの撮影で十分である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 区域性欠損と解剖的位置を評価するため、前後・側面・斜位など複数方向またはSPECTが必要です。前面像だけでは不十分です。
3
3.肺癌の悪性度評価に用いられる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 肺癌の悪性度はFDG-PETなどで評価し、MAA肺血流像は主に血流分布や切除前機能評価に用います。
4
4.検査前6時間程度の絶食が必要である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MAA静注検査に一定時間の絶食は通常必要なく、食事制限を標準前処置とはしません。
5
5.右左シャントが疑われる場合は全身像を撮影する。
判定:正答(記述は正しい)。 右左シャントでは肺外へ流れたMAAを全身像で測定し、体循環移行分からシャントを評価します。
覚えるポイント
- 肺血流=99mTc-MAA・多方向/SPECT・通常絶食不要です。
- 右左シャント疑いでは全身像で肺外集積を確認し、シャント率を算出します。
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