72AM29|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肺血流シンチグラフィの99mTc-MAA、投与体位、凝集粒子を扱う注射手技を確認します。
解説
肺血流シンチグラフィでは99mTc標識大凝集人血清アルブミン〈MAA〉を静注し、肺毛細血管に一過性に捕捉させます。99mTcの物理的半減期は約6時間です。粒子分布は投与時の重力と血流の影響を受けるため標準化した体位で投与し、血液逆流による凝血塊形成を避けます。
選択肢の確認
1
1.閉鎖循環式呼吸回路を用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 閉鎖循環式呼吸回路は放射性ガスを用いる肺換気検査の設備で、静注粒子による血流検査には使いません。
2
2.腎機能低下症例では禁忌である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MAAは主に肺毛細血管へ捕捉され、腎機能低下だけを理由とする禁忌ではありません。
3
3.使用する放射性核種の半減期は6時間である。
判定:正答(記述は正しい)。 標識核種99mTcは約6時間ごとに放射能が半減します。
4
4.肺高血圧症の評価目的には腹臥位で放射性医薬品を投与する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 体位で局所血流分布が変わるため、肺高血圧評価で腹臥位投与を標準とする記述ではありません。通常は仰臥位など一定体位で行います。
5
5.放射性医薬品の投与時は注射器内への血液の逆流があることを十分確認す
る。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 血液を注射器へ逆流させるとMAAと血液が凝集して不均一な大粒子を作る危険があるため、逆流確認は避けます。
覚えるポイント
- 肺血流=99mTc-MAA静注、肺換気=ガスまたはエアロゾルです。
- MAAは振とうせず穏やかに混和・投与し、血液逆流を避けます。
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