74PM41|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

熱可塑性樹脂の固定具〈シェル〉で正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

熱可塑性シェルの目的、軟化温度、表面線量、患者負担を確認します。

解説

放射線治療用シェルは温水で軟化させて患者の輪郭へ成形し、冷却硬化後に治療台へ固定して毎回の体位再現性を高めます。一般に約60〜70℃で軟化します。固定による圧迫感・閉塞感があり、皮膚に密着する材料はビルドアップを減らして皮膚線量を増加させ得ます。

選択肢の確認

1

1.40 ℃程度で軟化する。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 治療用熱可塑性樹脂は通常約60〜70℃の温水で軟化させ、40℃程度では十分成形できません。

2

2.体位の再現性を高める。

判定:正答(記述は正しい)。 患者ごとに成形したシェルを治療台へ固定し、照射ごとの体位再現性を高めます。

3

3.患者に圧迫感を与えない。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 顔面や体幹を密着固定するため圧迫感を与えることがあり、説明と観察が必要です。

4

4.皮膚線量の低減に有効である。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 皮膚表面の二次電子を増やしボーラス様に働くため、皮膚線量を低減するとはいえません。

5

5.閉所恐怖症の患者に有効である。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 顔を覆う固定具は閉所恐怖症を悪化させる可能性があり、特に有効という説明は誤りです。

覚えるポイント

  • シェルの主目的は位置再現性の向上です。
  • 密着材は皮膚線量を増やし得るため、圧迫感・閉所不安と併せて配慮します。

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