77AM12第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

核医学診療技術学放射性核種の製造ジェネレータ

⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータで ⁹⁹ᵐTc を溶出するのに用いられるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータから ⁹⁹ᵐTc を溶出するときに使う液体が問われています。

正答は、生理食塩水です。

⁹⁹ᵐTc は、通常、**過テクネチウム酸ナトリウム〈Na⁹⁹ᵐTcO₄〉**として溶出されます。

解説

⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータは、親核種である ⁹⁹Mo から娘核種である ⁹⁹ᵐTc を得るための装置です。

カラムには、通常、⁹⁹Mo がモリブデン酸イオンとして吸着されています。
⁹⁹Mo が壊変して生じた ⁹⁹ᵐTc は、過テクネチウム酸イオン ⁹⁹ᵐTcO₄⁻ として存在します。

この ⁹⁹ᵐTcO₄⁻ をカラムから溶出するために用いるのが、滅菌された生理食塩水です。

溶出液として得られる ⁹⁹ᵐTc は、核医学検査で用いる各種 ⁹⁹ᵐTc 標識放射性医薬品の調製に利用されます。

ひっかけポイント
「溶出」と聞くと蒸留水や酸を考えたくなりますが、臨床で用いる ⁹⁹ᵐTc ジェネレータでは生理食塩水で溶出します。
得られる形は、過テクネチウム酸ナトリウムとしての ⁹⁹ᵐTc です。

国家試験ではここを押さえる

  • ⁹⁹Mo:親核種。
  • ⁹⁹ᵐTc:娘核種。
  • ⁹⁹ᵐTcO₄⁻:過テクネチウム酸イオン。
  • 溶出液:生理食塩水。
  • 用途:⁹⁹ᵐTc 標識放射性医薬品の調製。

選択肢の確認

1.誤り。
蒸留水は等張液ではなく、⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータの通常の溶出液としては用いません。

臨床で用いる溶出液は、生理食塩水です。

2.正しい。
⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータでは、⁹⁹ᵐTc を生理食塩水で溶出します。

得られる溶液は、過テクネチウム酸ナトリウムとして利用されます。

3.誤り。
5 %ブドウ糖液は、⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータの溶出液ではありません。

⁹⁹ᵐTc の溶出には生理食塩水を用います。

4.誤り。
10%アミノ酸液は、栄養輸液などに関連する液体であり、ジェネレータの溶出液ではありません。

⁹⁹ᵐTc の溶出には適しません。

5.誤り。
0.1 mol/L 塩酸水溶液のような酸性溶液は、通常の ⁹⁹ᵐTc 溶出液ではありません。

臨床で用いるジェネレータでは、生理食塩水により ⁹⁹ᵐTc を溶出します。

覚えるポイント

  • ⁹⁹Mo-⁹⁹ᵐTc ジェネレータの溶出液 = 生理食塩水
  • ⁹⁹ᵐTc は、**過テクネチウム酸イオン ⁹⁹ᵐTcO₄⁻**として溶出される。
  • ⁹⁹ᵐTc は多くの核医学検査で使われる重要核種。
  • 蒸留水、ブドウ糖液、アミノ酸液、塩酸水溶液とは混同しない。

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