77PM31|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
画像工学医療画像画像形成
フーリエ変換で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
フーリエ変換は、信号や画像を空間領域・時間領域から周波数領域へ変換する操作です。
画像工学や MRI の k 空間、フィルタ処理、画像再構成で非常に重要です。
解説
フーリエ変換では、任意の信号を正弦波や余弦波の重ね合わせとして表します。
代表的なフーリエ変換の対応として、矩形波関数は sinc 関数に変換されることを覚えておきます。
矩形波は、ある範囲で一定値をとり、それ以外で 0 になる関数です。このような急に切り替わる形の関数は、周波数領域では sinc 関数のように中心が大きく、左右に振動しながら減衰する形になります。
画像処理では、この性質がサンプリング、フィルタ、再構成、トランケーション、ギブス現象などの理解につながります。
国家試験ではここを押さえる
矩形波 ⇄ sinc 関数 は頻出です。
「急に切れる関数」は周波数領域で広がる、とイメージすると理解しやすいです。
選択肢の確認
1.誤り。
フーリエ変換は線形変換です。入力信号の和に対する変換は、それぞれの変換結果の和になります。したがって、非線形変換ではありません。
2.誤り。
余弦関数そのものは実数値関数です。複素フーリエ表示では実部・虚部を用いて表現できますが、余弦関数自体に実部と虚部があるという説明は不適切です。
3.正しい。
矩形波関数をフーリエ変換すると sinc 関数になります。画像工学、信号処理、MRI の k 空間の理解で重要な関係です。
4.誤り。
デルタ関数のフーリエ変換は定数関数になります。ガウス関数のフーリエ変換は、条件によりガウス関数になります。
5.誤り。
離散フーリエ変換〈DFT〉は、離散データを周波数領域へ変換する操作です。実空間領域へ戻す変換は逆離散フーリエ変換です。
覚えるポイント
- フーリエ変換は線形変換です。
- フーリエ変換は、実空間・時間領域から周波数領域へ変換します。
- 矩形波関数のフーリエ変換は sinc 関数です。
- デルタ関数のフーリエ変換は定数です。
- MRI、CT 再構成、画像フィルタ、画像圧縮の基礎にフーリエ変換があります。