77PM97第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

放射線安全管理学関係法規医療法

医療法施行規則の診療用放射線に係る安全管理体制で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題は、医療法施行規則における診療用放射線の安全管理体制として誤っているものを選ぶ問題です。

診療用放射線の安全利用では、次のような体制整備が求められます。

  • 医療放射線安全管理責任者の配置
  • 診療用放射線の安全利用のための指針の策定
  • 放射線診療に従事する者への研修
  • 医療被ばくに関する線量管理
  • 医療被ばくに関する線量記録

研修は 2 年に 1 回ではなく、定期的に行う必要があります。一般に少なくとも年 1 回程度の実施として整理します。

解説

診療用放射線の安全管理体制は、医療被ばくの正当化と最適化を進め、患者に対して安全に放射線診療を提供するための仕組みです。

医療機関では、医療放射線安全管理責任者を配置し、診療用放射線の安全利用のための指針を策定します。

また、放射線診療に従事する者に対して、診療用放射線の安全利用に関する研修を実施します。研修内容には、線量管理、線量記録、医療被ばくの基本、過剰被ばくや放射線診療に関する事例発生時の対応などが含まれます。

さらに、全身用 X 線 CT 診断装置など、線量管理・線量記録の対象となる装置については、患者の医療被ばく線量を管理・記録する必要があります。

選択肢 5 は、研修を「2 年に 1 回」としている点が誤りです。

ひっかけポイント
「研修を行う」こと自体は正しいですが、2 年に 1 回という頻度が誤りです。
国家試験では、内容が正しくても頻度や数値が違う選択肢に注意します。

選択肢の確認

1.正しい記述です。
診療用放射線の安全管理体制では、医療放射線安全管理責任者を配置します。医療被ばくの管理、指針の策定、研修、線量管理などを適切に進める役割があります。

2.正しい記述です。
診療用放射線の安全利用のための指針を策定する必要があります。指針には、安全利用の基本方針、研修、線量管理、線量記録、事例発生時の対応などが含まれます。

3.正しい記述です。
全身用 X 線 CT 診断装置は、医療被ばくの線量管理および線量記録の対象となります。CT は患者線量が比較的大きくなり得るため、線量の把握と最適化が重要です。

4.正しい記述です。
放射線の過剰被ばくや放射線診療に関する事例が発生した場合の対応について、研修で扱うことは重要です。医療安全上、事例発生時の報告、分析、再発防止を理解しておく必要があります。

5.誤り。
放射線診療に従事する者への診療用放射線の安全利用のための研修を「2 年に 1 回」とする記述が誤りです。研修は定期的に実施する必要があり、一般に少なくとも年 1 回程度として押さえます。

覚えるポイント

  • 診療用放射線の安全管理では、医療放射線安全管理責任者を配置します。
  • 診療用放射線の安全利用のための指針を策定します。
  • CT などでは、医療被ばくの線量管理線量記録が必要です。
  • 放射線診療に従事する者には、安全利用のための研修を行います。
  • 「2 年に 1 回」という研修頻度は誤りとして押さえます。

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