77PM96第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

放射線安全管理学放射線防護の基本概念放射線被ばくの形態と防護

放射性物質を取り込んだ子どもに対する預託実効線量において、摂取した年齢 からの評価期間で正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

預託実効線量は、体内に取り込まれた放射性物質から将来にわたって受ける内部被ばく線量を評価する量です。

評価期間は、成人と子どもで考え方が異なります。

  • 成人:摂取後 50 年間
  • 子ども:摂取した年齢から 70 歳まで

したがって、子どもに対する評価期間は 70 歳までです。

解説

放射性物質を体内に取り込むと、その物質は物理的半減期と生物学的排泄に従って体内に残り、時間をかけて臓器や組織に線量を与えます。

このような内部被ばくでは、摂取した時点だけでなく、将来にわたって受ける線量を合計して評価する必要があります。

この評価に用いるのが預託実効線量です。

成人では、放射性物質を摂取してから 50 年間に受ける実効線量を評価します。

一方、子どもでは、成人よりも残りの生涯が長いため、摂取した年齢から70 歳までの期間で評価します。

ひっかけポイント
「50 年間」は成人の預託実効線量でよく出る数字です。
子どもの場合は、摂取年齢から 70 歳まで と覚えます。

選択肢の確認

1.誤り。
40 歳まででは評価期間として短すぎます。子どもの預託実効線量の評価期間ではありません。

2.誤り。
50 歳までではありません。成人では摂取後 50 年間という考え方がありますが、子どもでは 70 歳まで評価します。

3.誤り。
60 歳までではありません。子どもに対する預託実効線量の評価期間としては 70 歳までが正しいです。

4.正しい。
子どもが放射性物質を取り込んだ場合、預託実効線量は摂取した年齢から 70 歳までの期間で評価します。

5.誤り。
80 歳までではありません。預託実効線量の評価期間として、子どもでは 70 歳までと整理します。

覚えるポイント

  • 預託実効線量は、内部被ばくの将来線量を合計して評価する量です。
  • 成人では、摂取後 50 年間を評価します。
  • 子どもでは、摂取した年齢から 70 歳までを評価します。
  • 放射性物質の体内残留は、物理的半減期と生物学的排泄の影響を受けます。
  • 内部被ばく評価では、摂取量、核種、化学形、臓器分布、年齢が重要です。

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