78AM97|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
原子力災害時の避難退域時検査として避難者に対して実施する体表面汚染の測定 に適したサーベイメータで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.GM計数管式
問題のポイント
避難退域時検査では、原子力災害時に避難してきた住民や車両に放射性物質が付着していないかを確認します。
避難者の体表面汚染を調べる目的では、主にβ線を含む表面汚染を効率よく検出できる測定器が必要です。
この用途で代表的に使われるのが、GM計数管式サーベイメータです。
なぜGM計数管式が正しいか
GM計数管式サーベイメータは、表面汚染の有無を確認するのに適しています。
特徴として、
- β線の表面汚染検査に使いやすい
- 比較的感度が高い
- 汚染部位を探しやすい
- 避難退域時検査で広く用いられる
という点があります。
原子力災害時の体表面汚染では、放射性ヨウ素や放射性セシウムなど、β線やγ線を放出する核種が問題になります。
そのため、体表面に付着した汚染を調べるには、GM計数管式サーベイメータが適しています。
したがって、3.GM計数管式が正しいです。
他の選択肢との区別
1.電離箱式
誤りです。
電離箱式サーベイメータは、比較的高線量率の空間線量率測定に適しています。
体表面の汚染を探す測定器としては、GM計数管式の方が適切です。
2.半導体式
誤りです。
半導体式検出器は個人線量計やエネルギー測定などにも用いられますが、避難者の体表面汚染スクリーニングで最も代表的なサーベイメータではありません。
3.GM計数管式
正しいです。
避難者の体表面汚染の測定に適した代表的なサーベイメータです。
4.比例計数管式
誤りです。
比例計数管はα線やβ線の測定、エネルギー弁別などに用いられることがありますが、避難退域時検査の体表面汚染測定で代表的に選ぶのはGM計数管式です。
5.ZnS(Ag)シンチレーション式
誤りです。
ZnS(Ag)シンチレーション式は、主にα線表面汚染測定に用いられます。
原子力災害時の避難者体表面汚染検査で一般的に問題となるβ線表面汚染の測定には、GM計数管式が適しています。
覚えるポイント
測定器は、測定対象で整理します。
- GM計数管式:β線を含む表面汚染検査
- NaIシンチレーション式:γ線の空間線量率測定
- 電離箱式:高線量率の測定
- ZnS(Ag)シンチレーション式:α線表面汚染測定
- 半導体式:個人線量計、スペクトロメトリなど
本問では、避難者の体表面汚染を測定するため、GM計数管式サーベイメータが正答です。