78PM25|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
EPID を用いたリニアックの品質管理項目に含まれないのはどれか。
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正解: 2
正答
2.絶対線量校正
この問題のポイント
EPIDは、Electronic Portal Imaging Device の略で、リニアックに搭載される画像取得装置です。
EPIDは、照射野や位置精度などの確認に使えます。
また、相対的な線量分布の確認にも利用できます。
ただし、放射線治療装置の絶対線量校正は、基準線量計や水ファントムなどを用いて行う重要な線量測定です。
EPIDを用いた品質管理項目としては扱いません。
したがって、EPIDを用いたリニアックの品質管理項目に含まれないのは
2.絶対線量校正 です。
解説
EPIDは、もともと照射位置や照射野を確認するためのポータル画像装置として使われてきました。
現在では、画像だけでなく、線量分布や幾何学的精度の確認にも利用されます。
EPIDで確認しやすい項目には、次のようなものがあります。
- 照射野の確認
- 線量の平坦度・対称性
- ガントリの回転中心精度
- コリメータの回転中心精度
これらは、主に幾何学的精度や相対的な線量分布の品質管理です。
一方、絶対線量校正は、患者に投与する線量の基準を決める非常に重要な校正です。
これは、標準計測法に基づき、校正された電離箱線量計などを用いて行います。
EPIDだけで行う項目ではありません。
選択肢の確認
1.照射野の確認
誤りです。
EPIDは照射野の形状や位置を画像として確認できます。
これはEPIDを用いた品質管理項目に含まれるため、「含まれないもの」ではありません。
2.絶対線量校正
正しいです。
絶対線量校正は、基準線量計を用いて行う線量測定の基本項目です。
EPIDを用いたリニアックの品質管理項目としては扱いません。
したがって、本問の正答です。
3.線量の平坦度・対称性
誤りです。
EPIDでは照射野内の相対的な線量分布を評価できるため、平坦度や対称性の確認に利用できます。
品質管理項目に含まれます。
4.ガントリの回転中心精度
誤りです。
EPID画像を用いて、ガントリ回転に伴う照射中心のずれを評価できます。
幾何学的精度管理の項目に含まれます。
5.コリメータの回転中心精度
誤りです。
コリメータ回転時の中心精度も、EPID画像を利用して確認できます。
これもEPIDを用いた品質管理項目に含まれます。
覚えるポイント
EPIDで得意なのは、画像と相対評価です。
- 照射野の確認:できる
- 平坦度・対称性:相対的に評価できる
- ガントリ回転中心精度:評価できる
- コリメータ回転中心精度:評価できる
- 絶対線量校正:基準線量計で行う
EPIDは便利ですが、絶対線量の基準を決める装置ではありません。
この問題は「含まれないのはどれか」と問われているため、正しい選択肢は
2.絶対線量校正
です。