78PM51|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要脳、神経

咳嗽の反射中枢がある部位はどれか。

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正解: 4

正答

4.延髄

この問題のポイント

咳嗽、つまり咳の反射中枢がどこにあるかを問う問題です。

咳嗽反射は、気道に入った異物や分泌物を外へ出すための防御反射です。
この反射を調節する中枢は 延髄 にあります。

延髄には、呼吸、嚥下、嘔吐、咳嗽など、生命維持に関わる重要な反射中枢が多く存在します。

したがって、正答は
4.延髄
です。

解説

咳嗽反射は、気管や気管支などの気道粘膜が刺激されることで起こります。

気道の刺激は神経を通って脳幹へ伝えられ、延髄にある咳嗽中枢で処理されます。
その後、呼吸筋、横隔膜、喉頭などに指令が出され、咳として空気を強く吐き出します。

流れとしては、次のように考えるとわかりやすいです。

  1. 気道に異物や分泌物がある
  2. 気道の受容器が刺激される
  3. 刺激が延髄の咳嗽中枢へ伝わる
  4. 呼吸筋や喉頭に指令が出る
  5. 咳が起こる

つまり、咳は単なる呼吸運動ではなく、延髄で調節される反射です。

選択肢の確認

1.視床下部
誤りです。
視床下部は、体温調節、摂食、飲水、自律神経、内分泌調節などに関係します。
咳嗽反射の中枢ではありません。

2.中脳
誤りです。
中脳は、眼球運動、瞳孔反射、姿勢反射などに関係します。
咳嗽反射の主な中枢ではありません。

3.橋
誤りです。
橋は呼吸調節に関係しますが、咳嗽反射の中枢として最も重要なのは延髄です。
橋と延髄を混同しないようにします。

4.延髄
正しいです。
延髄には、咳嗽、嚥下、嘔吐、呼吸、循環などに関係する中枢があります。
咳嗽反射の中枢は延髄にあります。

5.頸髄
誤りです。
頸髄は、運動神経や感覚神経の通り道として重要で、横隔神経などにも関係します。
しかし、咳嗽反射の中枢そのものは頸髄ではなく延髄です。

覚えるポイント

延髄には、生命維持に関わる反射中枢が集まっています。

  • 咳嗽中枢:延髄
  • 呼吸中枢:延髄
  • 嚥下中枢:延髄
  • 嘔吐中枢:延髄
  • 循環中枢:延髄

咳嗽反射の中枢は 延髄 と覚えます。

この問題では、咳嗽の反射中枢がある部位を問うているため、正しい選択肢は
4.延髄
です。

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