76PM61|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要泌尿器、生殖器腎・尿路の構造と機能
ネフロン〈腎単位〉の構造でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、**ネフロン〈腎単位〉**を構成する構造を理解しているかが問われています。
ネフロンは、尿を作る腎臓の機能単位です。
腎杯は尿を集める尿路系の構造であり、ネフロンそのものの構成要素ではありません。
解説
ネフロンは、腎臓で血液を濾過し、尿を生成する基本単位です。
ネフロンは大きく次の構造からなります。
腎小体
糸球体とボーマン囊からなります。尿細管
近位尿細管、ヘンレ係蹄、遠位尿細管などからなります。
糸球体では血液が濾過され、ボーマン囊に原尿が流れ込みます。
その後、原尿は近位尿細管、ヘンレ係蹄、遠位尿細管を通る間に、水、電解質、糖、アミノ酸などの再吸収や分泌を受けます。
一方、腎杯は、集合管から腎乳頭を通って出てきた尿を受ける構造です。
腎杯は、尿が腎盂へ流れる途中の尿路系構造であり、ネフロンの構成要素ではありません。
ひっかけポイント
ネフロンは「尿を作る部分」です。
腎杯は作られた尿を集める通路側の構造です。
選択肢の確認
1.正しい。
腎杯は尿を集めて腎盂へ流す尿路系の構造です。ネフロンの構造ではないため、この問題の正答です。
2.誤り。
糸球体はネフロンを構成する腎小体の一部です。血液濾過を行います。
3.誤り。
遠位尿細管はネフロンを構成する尿細管の一部です。電解質や水分調節に関与します。
4.誤り。
近位尿細管はネフロンを構成する尿細管の一部です。糖、アミノ酸、水、電解質などの再吸収が盛んに行われます。
5.誤り。
ボーマン囊は糸球体を包む構造で、腎小体を構成します。ネフロンの一部です。
覚えるポイント
- ネフロンは腎臓の機能単位です。
- 腎小体は 糸球体 + ボーマン囊です。
- 尿細管には近位尿細管、ヘンレ係蹄、遠位尿細管があります。
- 腎杯は尿を集める構造で、ネフロンではありません。
- 「尿を作る部分」と「尿を流す通路」を区別します。