76PM62|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要感染症とその予防感染症の成立
空気感染するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、感染経路のうち 空気感染する疾患を選びます。
空気感染する代表疾患として重要なのは、麻疹です。
空気感染では、病原体を含む微小な飛沫核が空中を漂い、離れた場所でも感染が成立することがあります。
解説
感染経路には、接触感染、飛沫感染、空気感染、血液感染、経口感染などがあります。
空気感染では、5 µm 以下程度の飛沫核が空気中に長時間浮遊し、それを吸入することで感染します。
空気感染する代表疾患は、次の 3 つを特に覚えます。
- 麻疹
- 水痘
- 結核
麻疹は感染力が非常に強く、空気感染対策が必要な疾患です。
医療現場では、空気感染対策として、陰圧室、N95 マスク、十分な換気などが重要になります。
一方、AIDS や B 型肝炎は血液・体液を介した感染が中心です。流行性角結膜炎は接触感染が中心です。破傷風は土壌中の芽胞が創傷から侵入することで起こります。
ひっかけポイント
飛沫感染と空気感染は別です。
麻疹は飛沫感染だけでなく 空気感染対策が必要な疾患として覚えます。
選択肢の確認
1.誤り。
AIDS は HIV 感染によって起こります。主な感染経路は血液、性行為、母子感染などであり、空気感染ではありません。
2.正しい。
麻疹は空気感染する代表的な感染症です。感染力が非常に強く、医療機関では空気感染対策が必要です。
3.誤り。
破傷風は破傷風菌の芽胞が創傷から侵入して発症します。空気感染ではありません。
4.誤り。
B 型肝炎は血液や体液を介して感染します。空気感染ではありません。
5.誤り。
流行性角結膜炎はアデノウイルスによる感染症で、主に接触感染で広がります。空気感染ではありません。
覚えるポイント
- 空気感染する代表は 麻疹、水痘、結核です。
- 麻疹は感染力が非常に強いです。
- 空気感染対策では N95 マスクや陰圧室が重要です。
- AIDS と B 型肝炎は血液・体液感染が中心です。
- 流行性角結膜炎は接触感染が中心です。