36AM83|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第36回午前・問82〜97
栄養アセスメントに用いる指標のうち、半減期が約3 日の血液成分である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血清たんぱく質の半減期と、どの程度短期間の栄養状態変化を反映しやすいかを結び付ける問題です。半減期が短い成分ほど、濃度が比較的速く変化します。
解説
トランスサイレチンは、従来プレアルブミンと呼ばれてきた運搬たんぱく質で、甲状腺ホルモンやレチノール結合たんぱく質の運搬に関与します。半減期は約2~3日で、この問題の「約3日」に該当します。
主な半減期の目安は、レチノール結合たんぱく質が約12時間、トランスサイレチンが約2~3日、トランスフェリンが約7~10日、アルブミンが約2~3週間です。ただし、これらの血中濃度は炎症、肝機能、腎機能、水分状態などの影響も受けるため、他のアセスメント所見と組み合わせて評価します。
選択肢の確認
1.レチノール結合たんぱく質
適当でない。レチノール結合たんぱく質の半減期は約12時間と短く、約3日ではありません。
2.トランスサイレチン
最も適当。トランスサイレチンの半減期は約2~3日です。
3.トランスフェリン
適当でない。鉄を運搬するトランスフェリンの半減期は約7~10日で、トランスサイレチンより長いです。
4.アルブミン
適当でない。アルブミンの半減期は約2~3週間で、約3日より長いです。
5.ヘモグロビン
適当でない。ヘモグロビンは赤血球内のたんぱく質で、半減期約3日の動的栄養指標としては用いません。赤血球の寿命は約120日で、短期間の栄養状態変化の指標には向きません。
覚えるポイント
- トランスサイレチンの半減期は約2~3日
- RBPは約12時間、トランスフェリンは約7~10日、アルブミンは約2~3週間
- 血清たんぱく質は炎症や肝・腎機能の影響も受けるため、複数の所見で評価する