36PM140|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
公衆栄養学第36回午後・問137〜152
世界の健康・栄養問題および栄養状態に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
世界の健康・栄養問題(NCDs、微量栄養素欠乏、栄養不良の二重負荷、発育指標、栄養転換)についての正しい理解を問う問題です。
解説
ビタミンA欠乏症は、開発途上国の子どもに多く、夜盲症や失明、感染症による死亡の増加につながる重大な公衆栄養問題です。
NCDs(非感染性疾患)は先進国だけの問題ではなく、開発途上国でも増えており、感染症や低栄養と併存しています。
栄養不良の二重負荷とは、同じ国や地域、家庭、さらには同一人物の中に、低栄養(発育阻害など)と過栄養(肥満・生活習慣病)が併存する状態をいいます。発育阻害と消耗症の混在ではありません。
小児の発育阻害(慢性の栄養不良)は年齢別身長で判定します。身長別体重は急性の栄養不良である消耗症の判定に用います。栄養転換では食物繊維の摂取はむしろ減り、脂肪や糖の摂取が増える傾向があります。
選択肢の確認
1.開発途上国には、NCDs の問題は存在しない。
誤り。開発途上国でもNCDsは増加しており、問題となっています。
2.ビタミンA 欠乏症は、開発途上国の多くで公衆栄養上の問題となっている。
最も適当。夜盲症や失明などを招き、多くの開発途上国で重大な問題です。
3.栄養不良の二重負荷とは、発育阻害と消耗症が混在する状態をいう。
誤り。低栄養と過栄養が併存する状態を指します。
4.小児の発育阻害の判定には、身長別体重が用いられる。
誤り。発育阻害は年齢別身長で判定します。身長別体重は消耗症の判定に用います。
5.栄養転換では、食物繊維の摂取量の増加がみられる。
誤り。栄養転換では食物繊維は減り、脂肪や糖の摂取が増える傾向です。
覚えるポイント
- ビタミンA欠乏症は開発途上国の重大な公衆栄養問題。
- 栄養不良の二重負荷は低栄養と過栄養の併存。
- 発育阻害は年齢別身長、消耗症は身長別体重で判定。