36PM99|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
栄養教育論第36回午後・問98〜110
K 保育園で、4 歳児に対する野菜摂取量の増加を目的とした食育を行った。計画的行動理論における行動のコントロール感を高める働きかけである。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
計画的行動理論のうち「行動のコントロール感(自分にもできそうという感覚)」を高める働きかけを選ぶ問題です。
解説
計画的行動理論では、行動の意図は「行動への態度」「主観的規範(周囲の期待)」「行動のコントロール感」の3つで決まると考えます。
行動のコントロール感とは、自己効力感に近く「自分にもその行動ができそうだ」という見込みのことです。
これを高めるには、身近で自分と似た人が成功した例を見せる代理的体験が有効です。「あの子ができたなら自分もできそう」と感じてもらえます。
選択肢の確認
1.野菜をたくさん食べると、風邪をひきにくくなると説明する。
適当でない。行動の結果への期待を高める働きかけで、行動への態度に関わります。
2.給食の時間に野菜を残さず食べるよう、声掛けをしてまわる。
適当でない。直接の促しであり、コントロール感を高める働きかけとはいえません。
3.野菜を食べることの大切さについて、家庭に食育だよりを配布する。
適当でない。家庭への知識提供であり、本人のコントロール感を直接高めるものではありません。
4.5 歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。
最も適当。似た立場の子の成功例を示す代理的体験で、「自分にもできそう」というコントロール感を高めます。
5.給食の野菜を全部食べたら、シールをもらえるというルールを作る。
適当でない。ごほうびによる動機づけ(オペラント強化)であり、コントロール感を高める働きかけとは異なります。
覚えるポイント
- 行動のコントロール感=自己効力感に近い「できそう」という感覚。
- 似た人の成功例を見せる代理的体験が有効。
- 知識提供は態度、ごほうびは強化と区別する。