37AM4|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
ある年のA 地域とB 地域における年齢階級別(15~49 歳)の女性の人口と出生の状況を表に示した。両地域の比較に関して、この表から読み取れる内容である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。 表 ある年のA 地域とB 地域における年齢階級別(15~49 歳)の女性の人口と出生の状況 年齢階級 A地域 女性の人口(人) A地域 出生数(人) A地域 年齢別出生率の合計※1 B地域 女性の人口(人) B地域 出生数(人) B地域 年齢別出生率の合計※1 15~19 歳 3,000 10 0.017 30,000 50 0.008 20~24 歳 3,000 90 0.150 30,000 550 0.092 25~29 歳 2,500 190 0.380 30,000 2,250 0.375 30~34 歳 3,000 240 0.400 32,500 3,150 0.485 35~39 歳 3,500 150 0.214 37,500 2,175 0.290 40~44 歳 4,500 45 0.050 40,000 525 0.066 45~49 歳 4,500 0 0.000 40,000 25 0.003 合計 24,000 725 1.211 240,000 8,725 1.318※2 ※1 例えば15~19 歳の値は、(母の年齢別出生数 ÷ 年齢別女性の人口)の15~19 歳の合計である。 ※2 掲載の数値は四捨五入のため、合計が合わない。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
合計特殊出生率・総再生産率・純再生産率の意味と、年齢別出生率の合計から読み取れることを問う表の問題です。
解説
合計特殊出生率は、15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計した指標です。その年の年齢別出生状況が続くと仮定したとき、1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当します。
表の「年齢別出生率の合計」は、A地域が1.211、B地域が1.318です。したがって、合計特殊出生率はB地域の方が高いと判断できます。
総再生産率は女児だけに着目した出生率なので、女児の出生数が必要です。純再生産率は、さらに母親となる世代の女性の死亡率も考慮します。この表には女児出生数も死亡率もないため、総再生産率と純再生産率の地域差は判断できません。また、表にない子育て環境や晩婚化を原因として断定することもできません。
図表で見るポイント
年齢別出生率の合計(A1.211、B1.318)を比較する。人口の絶対数ではなく率で比べる。
選択肢の確認
1.A 地域で15~19 歳と20~24 歳の出生率が高いのは、子育てしやすい環境による。
誤り。表からは率の高低は読めても、その理由(環境)まではこの表から読み取れません。
2.B 地域で40~44 歳と45~49 歳の出生率が高いのは、晩婚化の影響による。
誤り。理由(晩婚化)は表からは判断できません。
3.総再生産率は、A 地域で高い。
誤り。総再生産率の算出には女児の出生数が必要です。この表は男女を合わせた出生数のみなので、A地域とB地域のどちらが高いか判断できません。
4.純再生産率は、A 地域で高い。
誤り。純再生産率の算出には女児の出生数に加えて女性の死亡率も必要です。この表だけでは地域差を判断できません。
5.合計特殊出生率は、B 地域で高い。
最も適当である。年齢別出生率の合計はB地域1.318でA地域1.211より高いです。
覚えるポイント
- 合計特殊出生率=15〜49歳の年齢別出生率の合計
- 総再生産率には女児出生数、純再生産率にはさらに女性の死亡率が必要
- 表に示されていない原因や背景は断定しない