37PM160第37回 管理栄養士国家試験 過去問

給食経営管理論第37回午後・問153〜170

社員食堂の現行メニューの販売戦略を立てるため、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)を行った(図)。売上成長率は今期以前の売上に対する成長率を示す。分析結果を踏まえた販売戦略として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。 図 PPM マトリックス 縦軸は売上成長率(上が高、下が低)、横軸は売上構成比(左が低、右が高)である。カテゴリーA は左上、B は右上、C は左下、D は右下に位置する。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の4分類(花形・問題児・金のなる木・負け犬)と、それぞれに応じた販売戦略を問う問題です。

解説

PPMは、縦軸に売上(市場)成長率、横軸に売上構成比(シェア)をとり、メニューや商品を4つに分類して戦略を考える手法です。

・花形(成長率高・構成比高):積極的に投資・販売促進して維持拡大する。
・問題児(成長率高・構成比低):将来性があるため、育成するか撤退するか検討する。
・金のなる木(成長率低・構成比高):安定した収益源として、投資を抑えて維持し収益を回収する。
・負け犬(成長率低・構成比低):縮小・撤退を検討する。

図表で見るポイント:縦軸(売上成長率)と横軸(売上構成比)のどちらが高い・低いかを確認し、各カテゴリーがどの象限に当たるかを選択肢の記述と照らし合わせます。

選択肢の確認

1.カテゴリーAに分類されたメニューは、売上構成比が低いため、廃止する。
最も適当とはいえない。売上成長率が高く構成比が低いものは「問題児」に当たり、将来の花形候補として育成を検討します。直ちに廃止する対象ではありません。

2.カテゴリーB に分類されたメニューは、売上成長率および売上構成比が高いため、積極的な販売促進活動を行う。
最も適当である。成長率・構成比がともに高いものは「花形」であり、積極的な販売促進・投資により地位を維持拡大する戦略が適切です。

3.カテゴリーC に分類されたメニューは、売上成長率および売上構成比が低いため、販売価格を上げる。
最も適当とはいえない。成長率・構成比がともに低いものは「負け犬」で、縮小・撤退を検討します。値上げは客離れを招きやすく、適切な戦略ではありません。

4.カテゴリーD に分類されたメニューは、売上構成比が高く安定した収益が得られるため、販売価格を下げる。
最も適当とはいえない。構成比が高く成長率が低いものは「金のなる木」で、安定収益を確保するために現状を維持します。値下げは収益を損なうため不適切です。

5.カテゴリーD に分類されたメニューは、売上成長率が低く、今後の成長が見込めないため、廃止する。
最も適当とはいえない。「金のなる木」は安定した収益源であり、廃止せず維持して収益を回収します。

覚えるポイント

  • PPMは売上成長率×売上構成比で4分類する
  • 花形=積極的販売促進、金のなる木=維持して収益回収
  • 問題児=育成か撤退を検討、負け犬=縮小・撤退を検討

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