37PM161|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
K 病院栄養部門(図)の組織・人事管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。 図 K 病院栄養部門の組織図 組織図では、栄養部門長(管理栄養士)の直下に栄養課長(管理栄養士)と給食課長(管理栄養士)がいる。栄養課長の下は栄養課主任(管理栄養士)→管理栄養士8 人である。給食課長の下には管理栄養士2 人と調理師長(調理師)がおり、調理師長の下に調理師10 人と調理員40 人がいる。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
病院栄養部門の組織図をふまえ、指揮命令系統(ライン)と各職位の職務範囲を正しく判断できるかを問う問題です。
解説
組織管理の原則では、指示・命令は自分の所属するラインの上司から部下へ流れます(命令一元化の原則)。他部署の従業員への直接指示や、他課の人事・業務配置の決定は、職位の権限を越える行為です。
また、部門間の調整はそれに見合う職位どうしで行うのが原則で、看護部門長のような部門責任者との調整は、栄養部門の責任者(部門長)が行います。
各課長は自課の業務計画・人材育成に責任をもつため、給食課長が自課の調理師を対象とした衛生研修会を企画するのは適切な職務です。
図表で見るポイント:組織図では、誰がどの課に属し、誰の直属の上司かという指揮命令の線を確認します。
選択肢の確認
1.栄養課長が、全ての調理従事者に調理作業を指示する。
最も適当とはいえない。調理従事者は給食課のラインに属するため、指示は給食課長から調理師長などを通じて行います。他課の課長が直接指示するのは命令一元化の原則に反します。
2.栄養課主任が、トレイメイクの最終確認を行う。
最も適当とはいえない。トレイメイク(配膳)は給食部門の生産・提供業務であり、その確認は給食課側の職務です。栄養課主任の担当業務ではありません。
3.給食課長が、調理師のための衛生研修会を企画する。
最も適当である。給食課長は自課に属する調理師の教育・訓練に責任をもつため、衛生研修会の企画は適切な職務です。
4.給食課長が、栄養課の業務配置を決定する。
最も適当とはいえない。栄養課の業務配置を決めるのは栄養課長の権限です。他課の課長が決定するのは職務権限を越えています。
5.調理師長が、食事形態について看護部門長と調整を行う。
最も適当とはいえない。部門間の調整は対等な職位で行うのが原則であり、看護部門長との調整は栄養部門の責任者が行うべき業務です。
覚えるポイント
- 命令一元化の原則:指示は直属の上司から部下へ、他課への直接指示は不可
- 自課の人員教育・業務配置は自課の長が行う
- 部門間調整は同格の職位(部門長どうし)で行う