37PM190第37回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第37回午後・問171〜200

次の文を読み「189」、「190」、「191」に答えよ。 K 社健康保険組合の管理栄養士である。社内の健康診断後、メタボリックシンドロームの予防を目的としたグループカウンセリングを呼びかけたところ、5 人の男性社員が集まった。5 人とも、通院、服薬なし。 参加者全員の行動変容と、その継続を促すグループカウンセリングの進め方である。優先される進め方として、最も適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

行動変容段階の異なる参加者が混在するグループカウンセリングで、全員の行動変容と継続を促す進め方を選ぶ問題です。グループダイナミクスとモデリングの活用がポイントです。

解説

グループカウンセリングの強みは、参加者同士の相互作用(グループダイナミクス)です。特に、身近な仲間の成功体験を聞くことは、他の参加者にとってモデリング(代理的経験)となり、「自分にもできそうだ」というセルフ・エフィカシーを高めます。

Cさんは昨年3 kgの減量に成功し、維持期にある参加者です。Cさんに減量の工夫と減量して良かったことを話してもらえば、無関心期のAさん・Bさんには関心を持つきっかけに、関心期・準備期のDさん・Eさんには具体的な方法と自信を与えることができ、参加者全員に良い影響が期待できます。

選択肢の確認

1.A さんとB さんに、今の体型で良いと考えている理由を話してもらう。
最も適切とはいえない。変わらなくてよい理由をグループ内で強化してしまう恐れがあり、全員の行動変容を促す進め方ではありません。

2.C さんに、減量に取り組んだ工夫と、減量して良かったことを話してもらう。
最も適切である。成功者の体験談はモデリングとなり、他の参加者のセルフ・エフィカシーと動機づけを高めます。グループカウンセリングの利点を最大限に生かす進め方です。

3.D さんに、喫煙歴と禁煙の意思について話してもらう。
最も適切とはいえない。今回の目的はメタボリックシンドローム予防の減量支援であり、初回から個人の喫煙の話題を全体で扱うのは目的からずれ、本人の負担にもなります。

4.E さんに、結婚した年齢と、結婚後の生活習慣を話してもらう。
最も適切とはいえない。個人的な生活背景の聞き取りにとどまり、全員の行動変容と継続を促す働きかけにはなりません。

覚えるポイント

  • グループカウンセリングでは、成功体験の共有(モデリング)が参加者全員の自己効力感を高める。
  • 維持期・実行期の参加者は、他の参加者のモデル役として活用できる。
  • 進め方は「参加者全員の行動変容と継続」という目的に照らして選ぶ。

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