37PM195第37回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第37回午後・問171〜200

次の文を読み「195」、「196」、「197」に答えよ。 K 県健康増進課に勤務する管理栄養士である。K 県では、国の結果と比較できるように、国民健康・栄養調査と同じ方法で、県民健康・栄養調査を実施することになった。 調査員として非常勤の管理栄養士・栄養士を雇用する。調査の精度を高めるために行うべきことである。最も適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

県民健康・栄養調査を国民健康・栄養調査と比較できる精度で行うために、調査員に対して行うべきことを選ぶ問題です。調査の標準化の考え方がポイントです。

解説

食事調査の精度を高めるには、調査員による聞き取り方や記録の確認方法のばらつき(調査員間誤差)を小さくすることが重要です。

そのために最も有効なのは、調査員全員に対して、調査方法の手技を実際に確認・練習する研修会(トレーニング)を行い、手順を標準化することです。経験のある人を雇っても、人によってやり方が違えば誤差は残ります。資料の配布だけでは、読んだだけで実際にできるかどうか確認できません。

実技を伴う研修で全員が同じ手順・同じ基準で調査できるようにすることが、国の調査と比較可能なデータを得るための基本です。

選択肢の確認

1.栄養指導の実務経験10 年以上の者を雇用する。
最も適切とはいえない。栄養指導の経験と食事調査の技術は別であり、経験年数だけでは調査手技の統一は図れません。

2.業務で食事調査の経験のある者を雇用する。
最も適切とはいえない。経験者でも調査のやり方は人それぞれであり、雇用要件だけでは調査員間のばらつきを解消できません。

3.調査方法の手技を確認・練習する研修会を行う。
最も適切である。全調査員が同じ手順・基準で調査できるように実技研修で標準化することが、調査の精度(再現性・比較可能性)を高める最も有効な方法です。

4.調査方法のポイントをまとめ、調査員に配布する。
最も適切とはいえない。資料配布は補助にはなりますが、読むだけでは手技が身についたか確認できず、研修会に比べて標準化の効果が不十分です。

覚えるポイント

  • 調査の精度向上の要は、調査員研修による手技の標準化(調査員間誤差の縮小)。
  • 経験者の雇用や資料配布だけでは、やり方のばらつきは解消できない。
  • 国の調査と比較するには、同じ方法・同じ基準で実施することが前提。

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