37PM197第37回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第37回午後・問171〜200

次の文を読み「195」、「196」、「197」に答えよ。 K 県健康増進課に勤務する管理栄養士である。K 県では、国の結果と比較できるように、国民健康・栄養調査と同じ方法で、県民健康・栄養調査を実施することになった。 食事記録内容の確認を行ったところ、飯の量が「茶碗1 杯」と記録されていた。この場合に重量を推定するための対応である。最も適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

食事記録で「茶碗1杯」と目安量で記録されていた飯の重量を推定する方法の問題です。対象者に確認しながら精度高く推定する手順がポイントです。

解説

「茶碗1杯」といっても、茶碗の大きさや盛り方は家庭によって大きく異なります。そのまま換算表の標準値を当てはめたり、調査員の感覚で判断したりすると、実際の摂取量と大きくずれる恐れがあります。

そこで、フードモデル(食品模型)や実物大食品カードを対象者に見せて、「どのくらいの量でしたか」と本人に確認しながら推定する方法が最も正確です。視覚的な媒体を使うことで、対象者は自分の食べた量を具体的に思い出して答えやすくなり、調査員による判断のばらつきも小さくできます。

選択肢の確認

1.あらかじめ設定された換算表を用いて推定する。
最も適切とはいえない。換算表の標準値は平均的な目安にすぎず、その家庭の茶碗の大きさや盛り方を反映できないため、対象者に確認する方法より精度が劣ります。

2.調査員の自宅で使用している茶碗の大きさから推定する。
最も適切とはいえない。調査員個人の茶碗を基準にするのは根拠がなく、調査員によって値が変わってしまい、調査の標準化に反します。

3.口頭で、普通盛りか、大盛りかを、対象者に確認して推定する。
最も適切とはいえない。「普通盛り」「大盛り」の感覚は人によって異なり、言葉だけの確認ではあいまいさが残ります。

4.フードモデルや実物大食品カードを用いて、対象者に確認して推定する。
最も適切である。実物大の視覚媒体を使って対象者本人に量を確認する方法は、記憶を具体的に引き出せ、目安量を重量に換算する精度が最も高くなります。

覚えるポイント

  • 目安量記録の重量推定は、フードモデルや実物大食品カードで対象者に確認するのが最も正確。
  • 調査員の主観や自宅の食器を基準にした推定は標準化に反する。
  • 視覚的な媒体は、対象者の記憶を引き出し、量の認識のずれを小さくする。

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