37PM191|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
次の文を読み「189」、「190」、「191」に答えよ。 K 社健康保険組合の管理栄養士である。社内の健康診断後、メタボリックシンドロームの予防を目的としたグループカウンセリングを呼びかけたところ、5 人の男性社員が集まった。5 人とも、通院、服薬なし。 A さんは、毎日間食として、ポテトチップス1 袋(60 g、325 kcal)を食べていた。 グループカウンセリングを受けて、A さんは、間食について当面2 週間、取り組む行動目標を設定した。達成できたかどうかを、毎日セルフモニタリングする目標として、最も適切なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
毎日セルフモニタリングできる行動目標の立て方を問う問題です。行動目標は具体的で、達成できたかどうかを客観的に判定でき、実行可能であることが条件です。
解説
行動目標は、「いつ・何を・どれだけ」が明確で、達成の有無を毎日自分で確認(セルフモニタリング)できるものにします。また、いきなり完全にやめるような厳しすぎる目標は挫折しやすいため、当面2週間で達成可能な現実的な目標が適しています。
Aさんは毎日ポテトチップス1袋(60 g、325 kcal)を食べています。「1日小袋(30 g)1つまで」という目標は、量が半分に減るうえ、袋の数という誰でも数えられる基準なので、達成できたかどうかを毎日明確に判定できます。
選択肢の確認
1.ポテトチップスを食べないよう心がける。
最も適切とはいえない。「心がける」は行動の基準があいまいで、達成できたかどうかを判定できず、セルフモニタリングに向きません。
2.ポテトチップスを食べない。
最も適切とはいえない。判定は可能ですが、毎日食べていた習慣を突然ゼロにする目標は実行可能性が低く、失敗体験になりやすいため、当面の目標として不適切です。
3.ポテトチップスは、1 日小袋(30 g)1 つまでにする。
最も適切である。量が具体的(小袋1つ)で達成の判定が容易であり、現状(60 g)から半減という現実的なステップなので、2週間毎日続けるセルフモニタリングの目標に適しています。
4.ポテトチップスは、1 日200 kcal までにする。
最も適切とはいえない。エネルギー量での管理は毎回の計算が必要で手間がかかり、日々の判定がしにくいため、セルフモニタリングには不向きです。
覚えるポイント
- 行動目標は具体的・測定可能・実行可能に設定する(あいまいな「心がける」は不可)。
- 極端な禁止目標より、現状から一歩進んだ現実的な目標が継続につながる。
- セルフモニタリングは達成の有無が簡単に判定できる単位(個数・袋数など)で設定する。