38AM18第38回 管理栄養士国家試験 過去問

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42

アミノ酸、たんぱく質および脂質に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

アミノ酸の分類、たんぱく質の高次構造、脂肪酸・脂質の分類、エイコサノイドの合成材料を問う問題です。

解説

分枝アミノ酸(BCAA)はバリン・ロイシン・イソロイシンの3つです。トリプトファンは芳香族アミノ酸です。

たんぱく質の構造は、一次構造(アミノ酸配列)、二次構造(αヘリックスやβシートなどの部分的な立体構造)、三次構造(ポリペプチド鎖全体の立体構造)、四次構造(複数のサブユニットの集合)に分けられます。βシートは二次構造です。

飽和脂肪酸は炭素間の二重結合をもたず、不飽和脂肪酸が二重結合をもちます。トリグリセリド(中性脂肪)は単純脂質です。アラキドン酸はn-6系の多価不飽和脂肪酸で、プロスタグランジンなどのエイコサノイドの合成材料になります。

選択肢の確認

1.トリプトファンは、分枝アミノ酸である。
誤り。分枝アミノ酸はバリン・ロイシン・イソロイシンです。トリプトファンは芳香族アミノ酸です。

2.βシートは、たんぱく質の三次構造である。
誤り。βシートは二次構造です。三次構造はポリペプチド鎖全体の立体構造です。

3.飽和脂肪酸は、分子内に炭素─炭素の二重結合をもつ。
誤り。二重結合をもつのは不飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は二重結合をもちません。

4.トリグリセリドは、複合脂質である。
誤り。トリグリセリド(中性脂肪)は単純脂質です。複合脂質はリン脂質や糖脂質などです。

5.アラキドン酸は、エイコサノイドの合成材料である。
最も適当。アラキドン酸はプロスタグランジン・トロンボキサン・ロイコトリエンなどのエイコサノイドの材料になります。

覚えるポイント

  • 分枝アミノ酸=バリン・ロイシン・イソロイシン
  • βシート・αヘリックスは二次構造
  • 飽和脂肪酸は二重結合なし、不飽和脂肪酸は二重結合あり
  • トリグリセリドは単純脂質
  • アラキドン酸(n-6系)はエイコサノイドの合成材料

関連問題

38AM1738AM19
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)