38AM48|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
食べ物と健康第38回午前・問43〜67
牛乳に含まれる主な炭水化物の構造式として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
牛乳の主な糖質である**ラクトース(乳糖)**を、構成する単糖と結合のしかたから見分ける問題です。
解説
牛乳に最も多く含まれる炭水化物はラクトースです。ラクトースは、ガラクトース1分子とグルコース1分子がβ-1,4-グリコシド結合した二糖類です。
構造式では、まず糖の環がいくつあるかを見ます。環が1つなら単糖、2つなら二糖、3つなら三糖を疑います。そのうえで、二つの六員環がβ-1,4結合しているものを探すとラクトースを選べます。
図で見るポイント
各構造式について、環の数、構成単糖、グリコシド結合の位置を順に確認してください。
選択肢の確認
1.構造式:アミノ基、カルボキシ基、ペプチド結合、ベンゼン環、メチルエステルを持つ構造
適当ではない。図の構造はアスパルテームです。アスパラギン酸とフェニルアラニンからつくられる甘味料で、糖質のラクトースではありません。
2.構造式:六員環が1つの単糖
適当ではない。図の構造はグルコースです。グルコースは単糖であり、二糖類であるラクトースとは環の数が異なります。
3.構造式:六員環2つがβ-1,4-グリコシド結合した二糖
最も適当である。図は、ガラクトースとグルコースがβ-1,4-グリコシド結合したラクトースの構造です。
4.構造式:六員環2つと五員環1つからなる三糖
適当ではない。図の構造はラフィノースです。ラフィノースはガラクトース、グルコース、フルクトースからなる三糖類です。
5.構造式:複数のカルボキシ基を持つトリテルペン骨格に糖鎖が結合した構造
適当ではない。図の構造は甘草の甘味成分であるグリチルリチン酸で、ラクトースではありません。
覚えるポイント
- ラクトース=ガラクトース+グルコース
- 結合はβ-1,4-グリコシド結合
- ラクトースは二糖類なので、構造式では糖の環が二つある