38PM119|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第38回午後・問111〜136
たんぱく質・エネルギー栄養障害患者に栄養管理を開始し、1 週間後に栄養状態を評価したところ、栄養状態の改善がみられた。この時の栄養アセスメントの結果である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
栄養管理開始1週間後という短期間で、変化を捉えやすい栄養指標を選ぶ問題です。
解説
血清たんぱくには半減期の違いがあります。トランスサイレチン(プレアルブミン)は半減期が約2日と短いため、アルブミンや身体計測値より、1週間程度の変化を捉えやすい指標です。アルブミンは半減期が約20日と長く、筋肉量や皮下脂肪厚も短期間では明確に変化しにくいため、選択肢ではトランスサイレチンの上昇が最も適当です。
ただし、トランスサイレチンは炎症、肝機能、腎機能などの影響も受けます。実際の栄養評価ではCRPや病態、摂取量などと合わせて解釈し、単独で栄養状態を断定しません。
選択肢の確認
1.上腕三頭筋皮下脂肪厚の増加
適当でない。皮下脂肪は1週間ではほとんど変化しません。
2.上腕筋囲の増加
適当でない。筋肉量は短期間では増えません。
3.血清アルブミン値の上昇
適当でない。アルブミンは半減期が約20日で、1週間では反映されません。
4.血清トランスサイレチン値の上昇
最も適当。半減期が短く、選択肢の中では短期間の変化を最も捉えやすい指標です。ただし、炎症などの影響も確認します。
5.血中CRP 値の上昇
適当でない。CRPは炎症の指標で、上昇は栄養改善を示しません。
覚えるポイント
- トランスサイレチンは半減期が約2日で、短期の変化を捉えやすい。
- アルブミンは半減期が長く短期変化に不向き。
- トランスサイレチンも炎症などの影響を受けるため、CRPや病態と併せて評価する。