38PM121|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第38回午後・問111〜136
50 歳、女性。事務職。身長150 cm、体重80 kg、BMI 35.6 kg/m²。肥満に関連した運動器疾患のある初診外来患者である。この患者の外来での栄養管理として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
BMI 35.6の高度肥満で運動器疾患のある女性の外来栄養管理として最も適当なものを選ぶ問題です。
解説
肥満症の治療では、無理のない緩やかな減量(例えば現体重の3〜5%を数か月で)を目指し、筋肉量(除脂肪体重)は保ちます。脂肪エネルギー比率は20〜25%E程度に抑えるのが適切です。急激な減量や極端なエネルギー制限、たんぱく質不足は避けます。
選択肢の確認
1.1 か月で10 kg の減量を目標とする。
適当でない。急激な減量は筋肉減少やリバウンドを招き、運動器にも負担で不適切です。
2.除脂肪体重を減らす。
適当でない。減らすのは体脂肪で、筋肉(除脂肪体重)は維持します。
3.エネルギー摂取量は、15 kcal/kg 目標体重/日とする。
適当でない。極端に低く、必要な栄養が不足しかねません。25 kcal/kg程度から検討します。
4.たんぱく質摂取量は、0.8 g/kg 目標体重/日とする。
適当でない。筋肉維持のため十分なたんぱく質(目安1.0 g/kg以上)が必要です。
5.脂肪エネルギー比率は、25%E とする。
最も適当。肥満症で脂肪エネルギー比率を20〜25%Eに抑えるのは妥当です。
覚えるポイント
- 肥満症治療は緩やかな減量、筋肉(除脂肪体重)は維持。
- 脂肪エネルギー比率は20〜25%E程度に。
- 極端なエネルギー・たんぱく質制限は避ける。