39PM115|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第39回午後・問111〜136
静脈栄養法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
静脈栄養法(末梢静脈栄養と中心静脈栄養)に関する正しい記述はどれかを問う問題です。
解説
末梢静脈栄養は浸透圧の制約があり高濃度の輸液は使えず、投与エネルギーに限界があります(おおむね1000kcal程度まで)。
中心静脈栄養は太い血管に高濃度輸液を投与でき、高い糖質濃度の維持液が使えます。
選択肢の確認
1.末梢静脈栄養では、2,500 kcal/日の投与ができる。
最も適当とはいえない。末梢静脈栄養は投与できるエネルギーが限られ、2500kcalは困難です。
2.末梢静脈栄養では、浸透圧比(血漿浸透圧との比)を5とする。
最も適当とはいえない。末梢では静脈炎を防ぐため浸透圧比を3程度以下に抑えます。5は高すぎます。
3.脂肪は、1.5 g/kg/時の速度で投与する。
最も適当とはいえない。脂肪乳剤は0.1g/kg/時程度のゆっくりした速度で投与します。1.5g/kg/時は速すぎます。
4.中心静脈栄養では、糖質濃度20%の維持液の使用が可能である。
最も適当である。中心静脈は高濃度に耐えるため、高糖質濃度の維持液を使用できます。
5.中心静脈栄養は、経腸栄養に比べてバクテリアルトランスロケーションを起こしにくい。
最も適当とはいえない。腸を使わない中心静脈栄養では腸管粘膜が萎縮し、バクテリアルトランスロケーションを起こしやすくなります。
覚えるポイント
- 末梢静脈栄養は浸透圧比3以下、エネルギーに限界。
- 中心静脈栄養は高濃度糖質液が使用可能。
- 腸を使わないとバクテリアルトランスロケーションのリスク増。