39PM120|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第39回午後・問111〜136
高キロミクロン血症の栄養管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高キロミクロン血症の栄養管理に関する正しい記述はどれかを問う問題です。
解説
キロミクロンは食事由来の脂肪を運ぶリポタンパクです。
高キロミクロン血症では血中に脂肪が過剰になるため、脂肪の摂取を強く制限することが基本で、脂質は15%エネルギー以下とします。
選択肢の確認
1.炭水化物の摂取エネルギー比率を65%E以上とする。
最も適当とはいえない。炭水化物のとりすぎはトリグリセリドを増やすため、過度な高炭水化物は避けます。
2.脂肪の摂取エネルギー比率を15%E以下とする。
最も適当である。脂肪を強く制限してキロミクロンの産生を抑えます。
3.n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を制限する。
最も適当とはいえない。n-3系脂肪酸はトリグリセリドを下げる作用があり、制限する必要はありません。
4.果汁飲料の摂取を増やす。
最も適当とはいえない。果汁飲料の果糖はトリグリセリドを増やすため、増やすのは不適切です。
5.アルコールの摂取量の上限を40 g/日とする。
最も適当とはいえない。アルコールはトリグリセリドを上げるため、原則禁酒とします。
覚えるポイント
- 高キロミクロン血症は脂肪制限が基本(15%E以下)。
- 果糖・アルコールはトリグリセリドを上げるため控える。
- n-3系脂肪酸はトリグリセリド低下に有用。