39PM168|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
給食施設において、鮭のムニエル(付け合わせ:トマト)を調理した。各調理工程における衛生管理上の問題とその際の対応に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
各調理工程における衛生管理上の問題と、その対応の組合せが正しいかを問う問題です。鮭のムニエル(付け合わせトマト)の調理です。
解説
大量調理では、原材料の受入れから提供まで、問題を見つけた時点で適切な是正措置を行います。鮭の加熱では中心部を75℃で1分間以上加熱することが基本なので、70℃だった場合に加熱を続け、75℃以上を1分間維持する対応は適切です。
選択肢の確認
1.鮭の検収時の温度が8℃であったため、急速冷却した。
最も適当とはいえない。生鮮魚介類の納入時の品温は5℃以下が目安です。8℃の原材料を受け入れて冷却するのではなく、納入業者に返品・交換を求めるなど、検収時点で是正します。
2.トマトの殺菌用の次亜塩素酸ナトリウム溶液の濃度が20 mg/L であったため、殺菌時間を5分間から15 分間に延長した。
最も適当とはいえない。20 mg/Lは規定濃度より低く、時間を延ばして代用することはできません。例えば、200 mg/Lで5分間または100 mg/Lで10分間といった、定めた濃度と時間に調整し、殺菌後は十分に流水ですすぎます。
3.消毒済みのトマトを魚用のバットで保管したため、トマトの細菌検査を実施した。
最も適当とはいえない。魚用バットとの接触で交差汚染が疑われるため、一部を検査して安全とみなす対応では不十分です。汚染したトマトを提供工程から外し、廃棄または施設の手順に沿った再洗浄・再殺菌を行うとともに、用途別容器の管理を是正します。
4.鮭の加熱調理時の中心温度が70℃であったため、75℃以上になるまで加熱を続け1分間維持した。
最も適当である。中心温度75℃以上で1分間以上の加熱という基準に沿った適切な対応です。
5.鮭のムニエルを保温するウォーマーの温度が50℃であったため、鮭をスチームコンベクションオーブンで再加熱した。
最も適当とはいえない。温かい料理は65℃以上で保管します。50℃での保温では、鮭を再加熱するだけでなく、ウォーマーの設定・故障、50℃で経過した時間、提供の可否まで確認して是正する必要があり、記述の対応だけでは不十分です。
覚えるポイント
- 加熱は中心温度75℃以上で1分間以上。
- 温かい料理の保温は65℃以上。
- 交差汚染時は検査でなく汚染への対応が必要。