39PM180第39回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第39回午後・問171〜200

次の文を読み「178」、「179」、「180」に答えよ。 K リハビリテーション病院に勤務する管理栄養士である。 患者は、67 歳、女性。夫は他界しており、娘家族と同居。健診で、高血圧症を指摘されていた。 アテローム血栓性脳梗塞の発症後、急性期病院での治療を経て、右片麻痺に対する運動機能リハビリテーションのために当院へ転院してきた。軽度嚥下障害があるが、軟菜食と液体にはとろみを付けることで対応できている。 脳梗塞の発症前は、身長156cm、体重63 kg、BMI 25.9 kg/m²。食事は、娘が準備しており、間食に自分で買ってきたみたらし団子をよく食べていた。 転院時は、体重55 kg、BMI 22.6 kg/m²。血圧120/62 mmHg。血清アルブミン値3.2 g/dL、eGFR 92 mL/分/1.73 m²。安静時エネルギー消費量1,100 kcal/日。 その後、食欲は徐々に回復し、リハビリも順調に進んだ。1か月後、外来通院できることが確認できたため退院となり、退院後の食事内容について栄養食事指導を行うことになった。入院中は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021 のコード4(嚥下調整食4)の基準に合わせて、食事を提供していた。患者と家族に示す献立(料理)例として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

退院後の食事内容について、嚥下調整食分類2021のコード4(嚥下調整食4)の基準に合う献立例として最も適切なものを問う事例問題です。

解説

コード4の嚥下調整食は、かたさ・ばらけやすさ・貼りつきやすさに配慮し、箸やスプーンで切れる軟らかさで、まとまりやすく飲み込みやすい料理です。
全粥や軟らかく煮た魚・煮物、あんかけなどが該当し、パサつくもの・貼りつくもの・かたいものは避けます。

選択肢の確認

1.全粥ペーストのゼリー、湯豆腐、かぼちゃの煮物、かぶの味噌汁(とろみ付き)、プリン
最も適切とはいえない。ペーストのゼリーやとろみ付き汁物など、より重度向け(下位コード)の形態が中心で、コード4より軟らかすぎます。
2.全粥、かれい煮魚、鶏団子と里芋・人参の煮物、ふろふき大根の銀あんかけ、バナナ
最も適切である。全粥や軟らかい煮魚・煮物、あんかけなど、コード4の基準(軟らかくまとまりやすい)に合致します。
3.フレンチトースト、ひき肉入りオムレツ、コーンとキャベツのマヨネーズサラダ、みかん入りヨーグルト
最も適切とはいえない。生野菜サラダやコーン、みかんなどばらけやすく、嚥下調整食としては不適切です。
4.軟飯、蒸し鶏の甘酢あんかけ、きゅうりと春雨の酢の物、豆腐とわかめの味噌汁、みたらし団子
最も適切とはいえない。酢の物や春雨、貼りつきやすいみたらし団子は誤嚥・窒息の恐れがあり不適切です。

覚えるポイント

  • コード4は軟らかくまとまりやすい料理。
  • パサつく・ばらける・貼りつくものは避ける。
  • 全粥・軟らかい煮物・あんかけが適する。

関連問題

39PM17939PM181
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)